活動履歴

2018年

『世界の宝石~瀬戸内海』を磨くシンポジウム

2018年11月18日(土)岡山市立後楽館中学校をお借りして「『世界の宝石~瀬戸内海』を磨くシンポジウム」を開催しました。

アナウンサーの金子陽子さんの司会で、NPO法人グリーンパートナーおかやまの藤原瑠美子理事長があいさつをしました。
続いて九州大学応用力学研究所の磯辺篤彦教授から「海洋プラスチック汚染研究の最前線と今後の展開」と題して基調講演をいただきました。
昨年は西日本豪雨災害があったことから、国土交通省から特別報告をしていただきました。

四国地方整備局港湾空港部港湾空港企画官の針谷雅幸様から「西日本豪雨における海洋漂流物の状況について」、同じく中国地方整備局宇野港湾事務所事務所長の由木誠様から「美しい瀬戸内を守っていく海辺の清掃活動と広島湾の環境改善へ向けた取り組みについて」と題して報告いただきました。

休憩をはさんでパネルディスカッションへ移り、山陽新聞社編集委員室長の岡山一郎様をコーディネーターに迎え、「プラスティック・エイジにおける地域の取り組み」と題して議論をしました。
パネリストは次の方々です。
磯辺篤彦様(九州大学応用力学研究所)友實武則様(赤磐市長)高橋昌弘様(備前市副市長)井上貴司様(山陽女子中学校・高等学校地歴部顧問)針谷雅幸氏(国土交通省中国地方整備局)藤原瑠美子(グリーンパートナーおかやま)

底曳網体験学習「海底探検隊」

日生編

2018年9月17日(祝)に日生町漁業協同組合に集合して、底曳網船○隻に分乗し沖合にでました。
日生町漁協では○年前から海ごみの回収に熱心に取り組んでいることもあり、ほとんどゴミはかかりません。
その後参加者は近くの海水浴場に移動し、漂着したマイクロプラスチックの採取を試みました。
海水に取った砂を入れ、かき混ぜると軽いプラスチックなどが浮いてきます。それをすくって数を数えたりしました。実際にプラスチックかどうかは詳しい分析をしてみないと分かりませんが、参加者は熱心に取り組んでいました。

小豆島編

小豆島北西部は旭川や吉井川からの流れが瀬戸内海に注ぐ場所になります。岡山県から川を通じて海へ流れ出た岡山のゴミが、小豆島の沖合には溜まっていると思われます。
そこで私たちは漁師さんたちと協力して、底曳網体験学習を小豆島沖で実施してきました。
10月28日(日)○名の参加者を乗せた遊覧船は、小豆島の四海漁港に向けて出発しました。
四海漁港に着いた一行は、底曳網船とともに漁に出発です。
遊覧船からは底引き網漁の様子を見学します。水揚げされたなかからプラスチックなどのゴミが続々と出てくる様子を見て、参加者は皆驚きの声を上げていました。戻ってから参加者全員で水揚げされたごみを分別しましたが、レジ袋やペットボトル、カンなど私たちの生活から出たと思われるごみが多く、自分たちと無関係とは言えないことを認識しました。
漁協に戻ってからは会議室でワークショップを行いました。「なぜ海の底にごみが沈んでいるのか」「どうすれば減らすことが出来るか」「どんな瀬戸内海になったらいいか」など、色々な年代の皆さんで集まって楽しく議論しました。

クリーンアップ大作戦

2018年11月25日(日)岡山市平井の旭川河川敷でクリーンアップ大作戦を実施しました。
河川敷にはすぐ見えるところにもペットボトルや発泡スチロールなどごみがあり、葦の間をかき分けて入るとさらに多くのごみが落ちていました。
参加者は一つ一つ丁寧に拾い上げながら、取っても取っても無くならないゴミと格闘していました。
拾ったごみは一か所に集められ、種類ごとに分別し、計量しました。
終了後「豚汁」が参加者にふるまわれました。